JRA Search Engine

[ 戻る ]

インブリード(Inbreed)


 サラブレッドの生産は、インブリードの積み重ねの歴史でもあります。 インブリードとは、簡単に言えば近親交配のことで、 一般的には5代血統表の中に同一の祖先が存在する交配を言います。 また、そのことをクロスともいいます。 生産者はその近親交配の長所をよく理解し、 インブリードにより、祖先が持つ、類い希なスピードや、 豊富なスタミナなどの望ましい特徴を固定化させることで、 質の良い優秀な競走馬を生産してきました。

 代表的な種牡馬のインブリードを下のフォームから検索してみましょう。


のクロスを持つ馬を /

 一方で、極度の近親交配は、いくつかの弊害をもたらします。 体が弱かったり、気性があまりにも激しい馬が生産されてしまう可能性もあります。 また、繁殖力が弱くなってその血を後世に伝えられなくなってしまいます。 したがって、あまりにも濃いインブリードは避けなければなりません。

 インブリードに関する配合理論としては、奇跡の血量と呼ばれる、 3×4のインブリードがよく知られています。 この理論は、父、母の3、4代前に、優秀な祖先の血量を 18.75%になるように交配すると名馬が誕生しやすい、というものです。 これは経験則的なもので過去の名馬のなかに3×4のインブリードを 持つ馬が多く存在した事実に基づいていますが、 現在では、どちらかというと、この理論は、これ以上だと弊害をもたらす という限界点を表現しているものと考えられています。

インブリード検索

[ 戻る ]
ご意見、ご要望はメールでどうぞ。
MAIL: