以前から何度か話題に上ったことのあるBAPN-Fについて(といっても、私が話題に上らせたんですが^^;)、グリーンチャンネルで解説してました。興味津々で聞いていたのですが、なかなか難しいものを感じました。屈腱繊維の再生方向を矯正して、発症以前の強度にまで回復できるというのがウリの方法ですが、大まかな問題点は次の2点のようです。・1週間に2、3回、0.2mgづつ、50カ所患部に注射投与する。・屈腱炎発症後早い時期から、継続的に投与なければ効果が無い。当然、人間と馬の双方に多大な負担を強いる事になるみたいで、臨床には根付かなかったようです。コストも想像以上に現実離れしてそうですしねぇ...これからは、競走馬も予防の時代なんでしょうか。P.S屈腱炎の発生率がダントツに高いのは栗東のEコースだとか。ウッドや坂路でないのが、ちょっと意外でした。◇ 02/12/06(金) 14:17 編集
ウッドや坂路はあくまで脚元に負担が軽いようにはなっていますからね。むしろウッドや坂路で鍛えた馬に発症が多いイメージがあるのは、そうやって脚元の負担を軽くしてハードに追い切られ続けて強くなった名馬たちの発症がよく目に付くからではないでしょうか?そうやって鍛えられた名馬の瞬発力は相当なもの…その負担がレースに行ってからの発症を誘発するのでは?と考えます。ただ絶対的多数の一般の競走馬たちを統計的に見れば、やはりローフライヤー氏のいう「Eコース」での発症が多いのでしょうね。